私は1歳息子と3歳娘の子育てをしている主婦です。下の子が生まれてから、上の子の赤ちゃん返りが始まりました。

「ママ、抱っこ!」と甘えたり、わざといたずらをして私の気を引こうとしたり…。
下の子のお世話で手いっぱいのときに限って泣き出すので、つい「ちょっと待って!」とイライラしてしまったこともあります。
そんなときによく耳にしたのが「下の子より、まずは上の子を優先してあげて」という言葉。
しかし、正直に言うと「上の子優先って、いったいいつまで続ければいいの?」と疑問に思いました。
調べたところ、一般的に上の子を優先する期間は、「赤ちゃん返り」が落ち着くまでの数か月から1年ほどが多いとされています。
私自身の体験を交えながら、この記事では 「上の子優先はいつまで続けるのがよいのか」 をまとめてみたいと思います。
同じように悩んでいるママやパパの気持ちが、少しでも楽になれば嬉しいです。
上の子優先はいつまで続けたらいいの?

上の子を優先する期間はいつまでかというと「赤ちゃん返り」が落ち着くまでの数か月から1年ほどが多いです。
今まで両親の愛情を独り占めできていたのに、突然下の子という存在にかかりきりになってしまうと、嫉妬して赤ちゃん返りしてしまうのは仕方ないことですね。

私自身も、新生児のお世話をしながら上の子のお世話まで気が回らず、やきもきする日々でした。
上の子優先はどうして必要なの?
上の子を優先する必要があるのは、下の子を優先しすぎるあまり親からの愛情を十分に感じられずにストレスを抱えたり、精神的に不安定になったりする場合があるからです。

実際に娘も精神的に不安定になり、今までできていたことをしなくなったり、わがままを言ったりする回数が増えました。
満たされない気持ちをさまざまな形で子どもなりに伝えようとした結果、赤ちゃん返りをしたり、ひどい癇癪を起したりする原因にも。
まずは上の子の気持ちをしっかり受け止めて、不安な気持ちに寄り添ってあげましょう。
次の項目では、上の子をどうしても優先できないときにできる対処法を詳しくご紹介していきます。
上の子優先ができないときの対処法4選

上の子を優先したくてもできないときもありますよね。
そんなとき、私が上の子を優先できないときにしていた対処法を4つにまとめました。
- 5分でも上の子だけと接する時間を作る
- 積極的に愛情の言葉をかけスキンシップをとる
- 「上の子だから」という理由で我慢させない
- 上の子を「1人の人間」として接する

実際の私の体験談を交えながら、詳しくご紹介していきます!
上の子をどうやって優先したら良いか悩んでいるあなたのヒントになれば幸いです!
①5分でも上の子だけと接する時間を作る

授乳やおむつ替えで手いっぱいで、気づけば上の子に「ちょっと待って」ばかり言っていました…
1対1で向き合えていた上の子とは違い、上の子の面倒もみながら下の子のお世話をしないといけないので、経験はあれど2人同時に接することは難しいですよね。
そんなときは寝る前の5分だけ絵本を読んだり、下の子の授乳中でも上の子が話しかけてきたら目を見て聞いてあげるなど、短時間でも1対1の時間を作りました。
わずかな時間でも自分と向き合ってくれる時間を作ることで、娘も次第に落ち着いて接してくれるようになりました。

自分だけを見てもらえる!と笑顔になる娘を見ると大切にしている気持ちが伝わっているんだと安心できました。
②積極的に愛情の言葉をかけスキンシップをとる
子どもは親の言葉や態度から愛情を感じられないと、気持ちが不安定になってしまいます。
親が積極的な愛情表現やハグなどのスキンシップを行い、上の子の気持ちが満たされると、自然と次は下の子に愛情をそそぐようになるのです。

実際に我が家は娘に惜しみなく愛情表現をしたところ、今度は娘自身が息子に愛情表現をするようになりました。
ぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」「○○ちゃんはママの宝物だよ」とストレートに気持ちを伝えることで、お子さんにも愛情が伝わりますよ。
ぜひ、家族間で愛情の連鎖を広げていきましょう!
③「上の子だから」という理由で我慢させない
これは実体験になりますが、私は幼いころ「お姉ちゃんでしょ」と言われて我慢を強いられていました。

普段から我慢を強いられている状況なのに、さらに上の子だからという理由で我慢を要求されるのはとてもストレスに感じていました。
すぐに上の子の対応ができない場合は決して「上の子でしょ」とは言わずに、どうして相手ができないのか理由を伝えるようにしましょう。
「上の子でしょ」と唐突に突き放されるよりも、どうして今は我慢をしないといけないか理由がわかれば上の子の納得感も違ってくるはずですよ。
④上の子を「1人の人間」として接する

娘を名前ではなく、お姉ちゃん呼びし続けていたら、ある日娘から○○ちゃんって呼んで!と泣かれてしまいました…
下の子が生まれると、周りから「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんなんだから」と呼ばれる機会が増えます。
しかし上の子にとっては、急に“お兄ちゃん・お姉ちゃん役”を求められて戸惑うこともあります。
上の子を「お兄ちゃん・お姉ちゃん」として扱うのではなく、1人の人間として名前で呼んだり、気持ちを受け止めたりすることが大切です。

娘を必ず名前呼びするよう意識していったら、娘も安心したのか、自分からお姉ちゃんだよ!と言ってくれるようになりました。
「お兄ちゃんなんだから我慢して」ではなく「○○の気持ちもわかるよ」と伝えるだけでも、上の子は“自分を理解してもらえた”と安心しますよ。
優先することと躾は別問題として考える
上の子・下の子関係なく、叩いたり蹴ったりなどの暴力は決していけないことだとしつけることも大切です。

自分がされて嫌なこと・暴力をふるうことはいけないことだと教えることは上の子・下の子に関わらず必要なことですね。
優先したいからと、自分勝手な言動や手をあげる行為をそのままにしていると、兄弟・姉妹の仲はますます悪くなる一方です。
より良い関係を築いていきたいなら、悪いことは悪いとしっかり叱ることも必要ですね。
上の子を優先しすぎない平等さも大事
上の子を優先する大切さを伝えてきましたが、下の子がある程度物事を理解できる年齢まできたら平等に接するようにしていきましょう。
いつまでも上の子優先だと、下の子は「愛されてないのかな…」と不安になってしまいます。
平等にすると良いことを下記にまとめました。

我が家は特に思い出は平等に残すことを意識しており、息子単体の写真や動画を撮るよう心がけています。
思い出や物・お金に関しては平等に扱うことで、子ども同士で不満を抱えることが少なくなりますよ。
上の子優先でもママの心が軽くなる考え方

下の子が生まれると、それまで上の子だけに意識を向けられていたのが今度は2人同時になり、余計に気が張る状態になりますよね。
ママ1人で抱え込まずに、ときには家のことをパパに任せたり、家事を完璧にできなくても「まぁいっか!」と受け流したっていいんです!

私は子どもが2人になってから部屋を片付けてもすぐ散らかるので、きれいに保つことを諦めました(笑)
部屋が散らかっていても、満足に家事ができなくても、何事もなく日々を過ごしているだけで十分すごいことです!
「私いつもよくやってるわ!」「いつも家事に育児に頑張ってる!」と目一杯、自分を褒めてあげてくださいね。
最後に、具体的に我が家ではどのように上の子優先をやってきたかご紹介していきます。
我が家が取り組んできた上の子優先
我が家では上の子である娘が、息子をきちんと受け入れられるまでは優先すると決めて接してきました。
具体的にどう対応してきたのかを、下記にまとめました。
息子が生まれてすぐのころは、家族に協力してもらいながら娘と過ごす時間を積極的に作って、親子の時間を楽しみました。
息子が生まれてもうすぐで2年になりますが、現在は状況によって娘を優先するときもありますが、基本的には平等に接するようにしています。

息子も物事を理解するようになってきたので、どちらか一方に不満がでないよう平等に接することを心がけています!
下の子のお世話をしている間にも、上の子はどんどん成長していきます。
今しか見られないお子さんの成長を感じられるよう、ぜひ親子のスキンシップを楽しんでくださいね!
まとめ

上の子優先をいつまでするかは、「赤ちゃん返り」が落ち着くまでの数か月から1年ほどが多いですが、お子さんによって期間は異なります。
我が家も息子が生まれて2年近く経った今でも、状況によっては娘を優先することは継続しています。
娘が納得できないことがあれば気持ちが落ち着くまで寄り添いますし、日々のスキンシップは欠かしません。
上の子に愛情が伝われば、今度は下の子に優しく接するようになりますよ。
ぜひ、愛情の連鎖が広がるように積極的に愛情を伝えていきましょう!